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乳腺外科医が乳がんの最新情報をブログで紹介しています
by aiharatomohiko
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タグ:乳癌 ( 3 ) タグの人気記事

CSPOR07年会-臨床試験-

臨床試験グループのCSPORの年会が、例年通りかずさアカデミアパークで2/3-4にありました。

N-SAS BC02-04は登録が終了してフォローに入っています。
私が研究代表者を勤めさせて頂いているBC03は全例12ヶ月の治療を過ぎたため、3.6.9.12ヶ月時点でのタモキシフェンとアナストロゾールの副作用の違いを検討して、今年のサンアントニオ乳がんシンポジウムに結果を発表する予定です。

さて、昨年は国立がんセンター東病院の向井先生が研究代表者を勤められるSELECT BC試験が登録開始となりました。今年は癌研究所有明病院の岩瀬先生が主任研究者を努められる、N-SAS BC05試験がキックオフとなります。アロマターゼ阻害薬を含んだ治療の5年vs10年の試験です。3,000例ほどのタフな試験になりそうですが、できるだけ協力して行きたいです。
by aiharatomohiko | 2007-02-04 22:59 | 日常

2006年サンアントニオ乳癌シンポジウム EFECT試験

非可逆的選択的アロマターゼ阻害薬がPDになった進行再発乳癌に対して、エキセメスタンとフルベストラントを比較した第Ⅲ相試験。

TTPはほとんど同一で、差がありませんでした。

フルベストラントはERをダウンレギュレートするという効果が画期的ですが、第Ⅲ相試験では勝ったり負けたりでいま一つな印象です。
治療の選択肢が増えると言う点では、歓迎すべきことではあります。

進行再発乳癌では、なかなか差がでにくいところがあるので、adjuvantで期待、というところでしょうか。

ちなみにフルベストラントは日本ではまだ治験中で使えません。
by aiharatomohiko | 2006-12-27 19:22 | 医療

2006年サンアントニオ乳癌シンポジウム BCIRG006

BCIRG006は、HER2 陽性の早期乳癌患者3,222 例を対象とした術後療法のランダム化比較試験で、AC-T(DTX)を標準治療とし、 TCH と AC-TH を試験アームとしています。

昨年は第一回の中間解析の発表が行われ、AC-T < TCH < AC-TH といった感じの結果でした。
今年はプロトコールに規定された第2 回中間解析結果の報告がありました。結果は、AC-T < TCH = AC-TH といった感じで、一番期待されているTCHのデータが昨年よりも良くなっていましたね。HR:0.67と0.61。
大体どの試験でもハーセプチンの追加でHRは0.6くらいになりますね。

副作用では、TCHは今のところ心毒性が低い印象です。
もう少しデータが成熟してきたら、副作用の違いが明確になり、どのアームが良いかはっきりしてくることが期待できます。

TOPOIIの増幅との関係では、TOPOIIの増幅がある症例では、3群間のDFSに明確な差を認めず、TOPOIIの増幅がない症例では、AC-T < TCH = AC-TH という傾向がより明確になっています。まあ、こちらもデータの成熟待ちという感じです。
by aiharatomohiko | 2006-12-25 18:49 | 医療