ザンクトガレン・コンセンサス会議その1 |
ザンクトガレンから帰ってきて一週間近くになりますが、 研究会や出張で忙しくて内容がアップできませんので、さわりだけ。 これは、主にヨーロッパの乳癌専門医が集まって、薬物療法を中心に どのような治療法が適切かを討議しあう会議です。 近年は、米国の専門医も多数招かれるようになり、2年に一度開かれます。 最初3日間は、いろいろなエビデンスのレビューを行うscientific programが組まれます。 そして、最後の日の半日+アルファをかけて、エキスパートが 治療のコンセンサスを話し合うコンセンサス会議が開かれます。 この結果が日本ではとても重視されているのですが、 実際にはエキスパートの間でも意見が割れることも多く、 リスクカテゴリー別のコンセンサスとされる治療方針にも 複数の治療法が含まれます。 とても、金科玉条のようなものではない様に思います。 場所はスイスの東の端で、とてもいいところという話ですが、 チューリッヒと会議場の往復だけなので、周りの山や湖には 行った事がないのが、残念です。 ヨーロッパも今年は暖冬らしく、スキー場に雪が少ないようです。 コートも必要ありませんでした。 |
by aiharatomohiko
| 2007-03-25 21:36
| 医療
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