セカンドオピニオンについて |
セカンドオピニオンとは、今かかっている医師の治療方針を 別の医師が評価するという印象があるかもしれません。 本来はそうではなくて、今の患者さんの状態を別の医師が客観的に 判断して、妥当と考える診断や治療方針を示すことです。 きちんとした専門医にかかっている場合、 きちんとした別の専門医にセカンドオピニオンを聞きに行っても、 治療方針はだいたい同じになることが多いのですが、 要はご本人が納得されることが一番です。 当院に来られた方でも治療方針を迷っておられる場合には、 セカンドオピニオンをこちらからお勧めすることがあります。 たまに専門医以外にセカンドオピニオンを希望される方もおられます。 こういう場合、時間の無駄になるか、変な意見を言われて 返ってややこしくなることが懸念されたりします。 しかし、ご本人の希望なので、あまりそういうことには触れずに紹介状を お渡しすることにしています。 また、当院にセカンドオピニオンに来られる方もいます。 一番困るのは、「今見てもらっている先生に悪いから」ということで、 紹介状も資料もなしに来院される場合です。 この場合には、ご本人がおっしゃっている事だけが頼りになります。 しかしながら、それが本当に正しいのかどうかが判断できません。 なので、基本的にこういう場合セカンドオピニオンはお断りしています。 また、「セカンドオピニオンに行きたいので、資料を下さい」といわれて 機嫌が悪くなるような医師はいくら良く見積もっても2流以下です。 そんなことで機嫌が悪くなるようなら、その時点で担当医を 変えたほうが良いですね。 |
by aiharatomohiko
| 2007-03-13 06:01
| 医療
|
<< ザンクトガレン・コンセンサス会... | 休診のお知らせ >> |