妊娠と乳がん |
英語でディスカッションをしようという目的で毎年行われているBCFMという研究会でDr.Swainが妊娠と乳がんというテーマで講演をされました。 内容で印象に残ったのは以下の通りです。 ①妊娠時にMMGを行ってもX線量はわずかなので奇形などの心配はない ②妊娠期に乳がんと診断されると妊娠を中断するように勧める医師が少なくないが、時期によっては妊娠時に化学療法を行うことで出産まで持っていくことが出来るので、安易に堕胎を勧めるべきではない ③妊娠時にはPKが変化し、Cmaxが下がりクリアランスが上がるので、抗がん剤の量を計算するときには妊娠前の体重でなく、妊娠時の体重を使って対表面積を計算する ④出産3週間前からは出生時に好中球減少をきたすために化学療法は避ける ⑤妊娠期のハーセプチンは胎児にとって悪影響があるので行ってはならない ⑥半減期から考えてタモキシフェンを服用終了後妊娠までは2か月はあける ⑦乳がんの手術後に妊娠しても予後に悪影響はない |
by aiharatomohiko
| 2013-11-04 20:48
| 医療
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