SABCS2011 イバンドロネートもダメ |
イバンドロネートの効果を検討したGAIN試験の結果も発表されました。 ddETC vs EC-PTX/X±イバンドロネートを比較した2x2の試験です。 n=3023 中央値39ヶ月の一回目の中間解析の結果です。 ibandronate vs none は 2:1に不均等にランダム化されています。 ibandronate群の90%が実際に服薬を開始、そのうちの18%ほどが 途中で中止したとのことです。ただし、6%はイベントが起こった のがその理由とのこと。 対象の77%がホルモン感受性で、年齢中央値は49才です。 想定イベント数の50%が起こったときに、Bayesianのfutility 解析を施行することが設定されており、今回の結果はそれにあたる とのことです。 その結果、これ以上検討しても仮説が証明される見込みはない =futilityは化学療法間の比較では証明されなかったものの、 イバンドロネートでは証明されてしまいました。 3 year DFS ibandronate 87.6% observation: 87.2% Cox regression:HR: 0.945, 95% CI (0.768, 1.16); p=0.59 という結果でした。 OSも違いがなかったです。 サブグループ解析で60才以上で良い傾向とは、苦し紛れですかね。 |
by aiharatomohiko
| 2011-12-20 22:23
| 学会
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