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by aiharatomohiko
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SOLE試験って知ってます?

結果がNegativeな試験は覚えるのが難しい。SOLE試験もそんななかの一つになってしまいました。まあ、結果がどう出るかは運みたいなものがあるんですけどね。これは、レトロゾールを中止した後再開することで、ホルモン治療への耐性を克服できるという動物実験からヒントを得た研究です。


4-6
年の術後ホルモン治療中に無再発である4851名の閉経後女性が、試験治療の9月レトロゾール3月休みx4年休みなしレトロゾール1年計5年 (n=2425) と標準治療 休みなし5年レトロゾール(n=2426)にランダム化されています。アロマターゼ阻害薬10年が標準かいっという突っ込みを頂くのは当然ですね。反論はできません。

結果です。中央値60月フォローアップの結果です。Disease-free survival was 85·8% (95% CI 84·2–87·2) in theintermittent letrozole group compared with 87·5% (86·0–88·8) in the continuousletrozole group (hazard ratio 1·08, 95% CI 0·93–1·26; p=0·31). と間歇投与群の優位性はありませんでした。副作用も差がありませんでした。

Negativeでした、というだけで片がついてしまいますが、それだけでは寂しいので、細かく内容を見てみました。


まず、対象でアロマターゼ阻害薬のみを処方されていたのは43%で、18%がSERMのみ(このpopulationは標準治療と言えますね)、SERM-AI39%という構成でした。対象がヘテロであるのがわかります。それぞれの治療効果を見てみると、どの評価項目でも、間歇投与群は、前治療がSERMの症例で悪く、AIの症例で良くなっています。遠隔再発は推定値で25%の改善が示唆されるという結果です。


だからといって、改めてこのポピュレーションでRCTをやり直すという事はないでしょうし、途中で治療をお休みするのは結構面倒くさいので、今後よほどの治療効果が報告されない限りは顧みられることはない投与法だと思います。

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by aiharatomohiko | 2017-11-23 09:38 | 論文