excitemusic

乳がんの最新情報を紹介しています
by aiharatomohiko
ICELANDia
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
カテゴリ
以前の記事
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


<   2009年 08月 ( 1 )   > この月の画像一覧

UFT vs CMF

UFT2年とCMFを比較したN-SAS-BC01試験とCUBC試験を統合した

解析結果がASCOで発表されました。

1,057名の乳がん患者が対象となり、追跡期間の中央値が6 年のデータです。

無再発生存期間をエンドポイントとしてUFTのCMFに対する非劣性を検定する

デザインとなっていますが、非劣性のハザード比の上限が1.30となって

いるのは大きすぎると思います。


結果は、以下に示すように全患者のハザード比が1.04 (95% CI:

0.78-1.40)でしたが、ER陽性に限れば 0.79 (97.5% CI: 0.49-1.27)

と研究仮説にミートして、非劣性が証明されたという結果でした。


このテーブルを見ると分かるように、UFTの効果はERおよび閉経とinteractionが

ありそうです。しかしながら、これを説明するよい理屈がないようです。

ER陽性・閉経前でCMFが良さそうなのは、Cによる閉経効果によるという

説明はつくのでしょうが、ER陰性でその差がより強くなるのはなぜでしょうか?

大体ER陰性・50歳未満のHR1.74が正しいと仮定すると、この対象ではUFTは

無治療よりも悪いということになりますが、これってありえるのでしょうか?

また、ER陽性・閉経後でUFTの効果が恐ろしく強くなるのはなぜでしょうか?

ddAC-PTXよりも上って言うことになりますが、これってありえるのでしょうか?


ひょっとしたら何か今まで知られていない知見が眠っている可能性はあり、

それはそれで興味深いことですが、納得のいく説明がつくまでは、この

サブセット解析の結果は偶然と考えて、あまり細かいことは言わない

方がよさそうです。


それにしても、UFTがCMFと同等というのはまあいいとして、

ゼローダがあんなに悪かったのは、やはり納得がいかない気がします。


________________________________________

HR (CMF versus UFT) for RFS according to ER status and age
________________________________________
年齢 Age <50 yearsAge ≥50 years
________________________________________
ER negative1.74 (0.88-3.42)1.07 (0.62-1.86)
ER positive1.25 (0.64-2.46)0.58 (0.34-1.01)
________________________________________
by aiharatomohiko | 2009-08-01 16:31 | 学会