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乳がんの最新情報を紹介しています
by aiharatomohiko
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<   2008年 04月 ( 2 )   > この月の画像一覧

E1199の論文が発表されました


E1199の論文が発表されました。N Engl J Med 2008;358:1663-71.

術後薬物療法におけるAC後のタキソール vs タキソテールと

3週投与 vs 1週投与を比較するECOG1199試験のデータが、

New England Journal of Medicineに発表されました。

内容は大方ASCOの発表通りで、以前このBLOGに書いた通りです。

そして、データの発表自体も、もともとの研究仮説であるタキソール vs

タキソテール、毎週投与 vs 3週毎投与の比較ではなく、

AC-タキソール(3週毎)を標準治療とし、AC-タキソール(毎週)、

AC-タキソテール(3週毎)、AC-タキソテール(毎週)の各群を比較したデータの

検討がメインとなっています。

この場合の統計学的な解析は、多重比較により有意水準が甘くなるため、

ボンフェローニの方法に基づいて、有意水準がp=0.017に下げられています。

(p=0.05/3 = 0.017)。これにより、タイプIエラーは0.05に保たれています。

最終結果だけを記すと、無病生存期間に関しては、AC-タキソール(3週毎)と

比較して、AC-タキソール(毎週)のオッズ比は1.27、 AC-タキソテール(3週毎)

のオッズ比は1.23とともに有意水準。AC-タキソテール(毎週)

はほぼ同等でした。

全生存期間に関しては、AC-タキソール(毎週)のオッズ比のみ有意に

良好で、1.32でした。

全体的に見るとAC-タキソール(毎週)が最も良いデータとなっています。

AC-タキソテール(3週毎)が無病生存期間で良好な結果でしたが、

全生存期間が改善されなかった理由はわかりません。

また、AC-タキソール(毎週)がAC-タキソテール(3週毎)と比べて

良いかどうかはわかりません。

しかしながら、当院としては、投与量の関係から、AC-タキソール(毎週)

を現在標準として使用しています。

付け加えるデータとしては、タキソール(毎週)の効果は、ホルモン受容体

とHER2の発現状況に影響されないということです。

余談ですが、ブリストルのMRの方がお出でになられた際に、

“サブセット解析ですから”と言われていましたが、サブセット解析とは

違います。4アームの試験としてとらえるのが、正解だと思います。
by aiharatomohiko | 2008-04-27 10:41 | 論文

FM宝塚出演!


昨年はFM箕面に乳がん検診の啓発の取材を受けましたが、本日は

すみれブレストケアの皆様とともにFM宝塚の生放送に出ました。

すみれブレストケアは、私がお世話になっている谷村外科胃腸科の

谷村雅一先生がお始めになられた乳がん検診啓発を目的とした組織です。

乳がん検診の出張講座もなさっています。

遠いところでなければ、宝塚に限らず出向いて頂けるとの事なので、

関心のある方は一度連絡されてはいかがでしょうか。

すみれブレストケアホームページ

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奥のカッコいい人はパーソナリティの方です(笑)。
by aiharatomohiko | 2008-04-16 22:44 | 日常