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by aiharatomohiko
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カテゴリ:講演( 4 )

第2回長州Breast Cancer Conference


6/1に山口で行われた第2回長州Breast Cancer Conferenceで講演を

行いました。


昨年の第1回に引き続いて座長の山口大学の山本先生に呼んで

頂けたのは、昨年の講演の出来が悪くなかったものと思われます。

お題は“複雑化する臨床試験のデータを単純に理解するために”

というもので、第III相試験の結果をどのように理解すると臨床の役に

立つのか、という観点での講演でした。


内容は、

・ベバシズマブの一次療法における意義

・術前化学療法におけるpCRの意義

を代用エンドポイントと真のエンドポイントの関連性という視点から

解説しました。


お伝えしたかったことを搔い摘んでいうと、代用エンドポイントだけで

結果を考えるととんでもない解釈になることがあるので、RCTの結果は

真のエンドポイントで考えましょう、ということです。


ところで、ベバシズマブの併用がPFSで差が出たのにOSで差が出ない

理由に関して、涙ぐましいへ理屈がこねられる場合があります。

・試験終了後、標準治療群にベバシズマブがクロスオーバーで使用されて

いるので、OSの改善効果が検出し難くなっているのでは?

→クロスオーバーしなくても効果が検出されないかもしれないのに、なんて

楽観的かつ無意味な考え方なのか。ため息がでます。そもそも、

クロスオーバーしたから、みたいな言い訳を許容せずに優越性を示す

試験デザインを組まなければなりません。

最近の臨床試験はほとんどそういうデザインになっているはずです。


・試験終了後、二次治療以降に使用する薬剤の影響で、OSの改善効果

が検出し難いのでは?

→その程度で消える治療効果ならば、そもそも効果が有るとはいえません。


要は、ある治療が有効であると主張するのであれば、有効性が

検出されない言い訳を考えるのではなく、その結果を目に見える形で

出しましょうね、ということです。


この話題に関しては、今年の臨床腫瘍学会のシンポジウムで癌研の

腫瘍内科の先生を相手にしてのディベートが、また、pCRに関しては、

乳癌学会で杏林大学の先生を相手にしてのディベートが予定されて

いますので、もう一段理論武装して臨むことにします。


また、非劣性試験の考え方をトラスツズマブの術後療法のRCTから

説明しましたが、時間が無くて端折りながらだったので少し分かりにくかった

かもしれません。

質疑応答しながらでしたが、いつのまにかノンストップで2時間が

過ぎ、私も大変勉強になりました。


山口は毎回雨なのですが、会の後も楽しいディスカッションが出来た

ので、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。


有難うございました。


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by aiharatomohiko | 2013-06-02 23:50 | 講演

第10回 兵庫乳癌薬物療法研究会で講演しました

11/9に行われた第10回 兵庫乳癌薬物療法研究会で講演を

行ってきました。


題は、”真のエンドポイントでエビデンスを洗い直す”という

もので、本年2月の東京と山口の研究会から始まって、

乳癌学会のサテライトを経ての流れを汲んだものでした。

いずれの研究会でも聴衆の先生方の反応に手ごたえがあった

内容でしたが、今回が最も練られた内容になったためもあり、

それなりに好評だったと思います。


それは良かったのですが、最後にフロアの先生とのやり取りで

チョイ熱になってしまったところを今回ご一緒させて頂いた

渡辺亨先生に止めて頂いたのには感謝しています。

が、渡辺先生も大人になられたなと。まあ、冗談ですけど。

師匠の高塚先生もお出でになられていたので、久しぶりにお話が

出来てよかったです。懇親会でもお世話になっている

兵庫の先生方ともお話ができ、いろいろと勉強になりました。


主催者の小西先生によると10回の開催で私は今回で4回目の出演

だったとのことで、いつもご贔屓に有難うございます(笑)。


ところで、この次の週の11/15に行われた第13回ホルモンと癌研究会

のランチョンで講演をさせて頂く機会を頂いたのですが、焦点の

定まらない話になってしまい、ちょっと申し訳なかったです。


後はサンアントニオが待っていますが、 いずれにせよ、これで今年の

講演関係は終了しました。

今年はサテライト準備も入れると6回と例年になく多かったのですが、

上手く行ったことも上手く行かなかったこともいろいろと勉強に

なりました。


それはそうと、ガイドラインの改訂を頑張らなければ年が越せない

のでした。
by aiharatomohiko | 2012-11-25 22:55 | 講演

第1回長州Breast Cancer Conferenceでの講演


同じく2月には、山口での栄えある第1回の長州Breast Cancer

Conferenceで“最新のエビデンスを臨床へ生かすために考える”

という演題で講演させて頂きました。

この講演の内容は、前半は東京での講演と同様に代用エンドポイント

の問題点と解釈の仕方についてお話をさせて頂きました。

後半は、最新の臨床試験の結果の解釈を、ということでiniparib の

PII/PIII試験の結果とその解釈、BOLERO-2とCLEOPATRAの結果

とその解釈について活発なディスカッションを行いました。

会の後も久しぶりにお会いした先生も一緒にといろいろな話題に

花が咲いて、大変楽しい一日でした。

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by aiharatomohiko | 2012-07-17 22:54 | 講演

第12回西東京乳癌フォーラムでの講演


忙しさにかまけてブログをアップしていないと、学会で最近ブログ

どうしたのと聞かれることが多くなります。

いかんいかん、で梅雨も明けそうというのに2月の話題に戻ります。

すみません。

2月に、第12回西東京乳癌フォーラムで“なぜエビデンスは我々を

騙そうとするのか”という、ちょっとキャッチーな演題名で講演を

させて頂きました。

内容をかいつまんで紹介すると、エビデンスは一つしかなくても、

解釈はその立場(研究者・製薬企業・プレス・臨床医など)によって

異なること、われわれは臨床医としてエビデンスをどのように解釈する

のが患者さんにとって最善であるのかといった観点でお話をさせて

頂きました。


特に代用エンドポイントの問題点をATAC、ベバシズマブ、NSABP 

B28試験(術前化学療法のpCRの解釈)を例にとってお話させて頂きました。

この講演の内容が乳癌学会でのサテライトシンポへと続いていく訳ですが、

そのお話は後ほど。

加えて、中間解析結果をどのように解釈すればいいのか、というお話し

もさせて頂きました。

会場にはI理事長もお運び頂いたたうえにコメントまで頂戴しまして

光栄でした。

懇親会でもディスカッションが弾み、大変勉強になりました。
by aiharatomohiko | 2012-07-14 22:54 | 講演