excitemusic

乳がんの最新情報を紹介しています
by aiharatomohiko
ICELANDia
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
カテゴリ
以前の記事
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


術前化学療法は患者さんの役に立っているのか?


乳がん治療において、薬物療法(ホルモン療法・化学療法(抗がん剤))は、

手術ではとりきることが出来ない、目に見えないような微小ながん細胞が

将来転移・再発するのを防ぐために非常に重要です。


どのような薬物療法を行うのかは、乳がんの手術を行い、病理検査により

再発の危険性や薬剤の感受性(ホルモン感受性・HER2の状況)を検討

して決めるのが一般的です。


しかしながら、手術前に化学療法を行う、すなわちより早期に目に見えない

がん細胞の広がりに対する治療を行うことで、手術後に化学療法を行う

よりも生存率を改善することができるのではないかという仮説があり、

これを検証するための臨床試験がもう20年も前に行われました。

試験の名前は、NSABP B18です。


この試験の結果明らかになったことは、化学療法を手術前に行おうと

手術後に行おうと生存率は変わらないということです。

つまり、残念ながら手術前に化学療法を行うことによって予後は改善

されなかったということで、今風に言うと研究仮説が証明されない

”Negative study”だったわけです。


しかしながら、データを詳細に検討することにより、いくつかの重要な知見が

報告されました。
by aiharatomohiko | 2008-09-23 21:56 | 医療
<< 術前化学療法は患者さんの役に立... ゾメタの抗腫瘍効果と顎骨壊死 >>