日本看護協会での講義 |
先日、日本看護協会の神戸研修センターで、"乳がんの治療と看護"という 研修の”乳がん治療の実際”のコマで講義をしてきました。 以前は化学療法のコースで乳がんのコマを担当しましたが、イントロが 少なくいきなり治療内容に入りすぎていたため、乳がんを専門にしていない 方にはややわかり難くかったと反省しております。 今回はイントロをわかりやすくしたつもりですが、乳がん看護に 携わっておられる看護師さんがほとんどだったためか、わりと興味深く 聞いて頂いたような印象でした。 大病院からの参加が多数でしたが、大病院では外来と入院が ほぼ分断されており、勤務形態は入院は入院だけ、外来は外来だけ になっています。そのため、継続した看護はまず期待できません。 患者さんがご覧になっておられるかもしれませんが、これは仕組みの 問題で、看護師は診察室にはほとんど入ってきませんので、 大病院にいって看護師があまりフォローしてくれなくても、仕方がない と思ってください。 乳がん診療は、外来が診療の中核を担っているのですが、こんな 現状を先日受講されていたようなやる気のある看護師の方達が 満足しているのか疑問です。 幸い当院では外来から入院まで継続性を持った看護が出来ますので、 1人の患者さんを診断から治療そしてフォローアップまで継続してみて みたいというやる気のある看護師の方を、手術件数がもう少し 増えてきたら募集しますので、ちょっと今から考えてみておいて下さい。 来年には病院も新しくなりますし、とリクルートしてみた。 |
by aiharatomohiko
| 2008-08-13 20:57
| 日常
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