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by aiharatomohiko
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GEICAM 9805 n0高リスクに対するTAC vs FAC


ザンクトガレン1998基準のn0高リスク乳がんに対するTAC

(ドセタキセル,ドキソルビシン,シクロフォスファミド)の有用性を検討する

GEICAM 9805試験(n=1059)の結果が、ASCOで発表されました。

印象的ではありますが、当たり前といえば当たり前の結果で、

5年間無病生存率は、TACが91%、FACが86%(HR:0.66、

95%CI:0.46~0.94、p=0.0202)とTACの勝ちでした。

5年OSはTACが97%、FACが95%(HR:0.72、

95%CI:0.40~1.30、p=0.2677)でした。

これは、腋窩リンパ節転移陽性乳がんを対象としたBCIRG 001

でみられた、TACはFACに比して再発リスクを28%,

死亡リスクを30%有意に改善したというものとほぼ同じでした。


結果が当たり前といったのは、薬物療法の治療効果がリンパ節転

移陽性と陰性で変わる訳ではないからです。

リンパ節転移陰性症例でレジメ間の有効性に差がつきにくいのは、

n0では再発率が低くイベント数が少ないからというだけです。

直接比較のデータは無いですが、AC-wPTXと比してものすごく治療

効果が高いとは思えないこと、peg G-CSFが使用できないことから、

当院では今までどおりAC-wPTXを標準治療とします。

もちろん、リンパ節転移がなくとも再発リスクが高いと見込まれる場合にも

AC-wPTXは使用します。
by aiharatomohiko | 2008-08-08 21:59 | 論文
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