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by aiharatomohiko
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ザンクトガレン・コンセンサス会議2007総括


細かい記事を書こうと思っているうちに時間が経ってしまったので、

自分なりに総括しました。

・リスクカテゴリーは不変

今回リスクカテゴリーは変わりそうにありません。

Gene signatureによるluminal A(HR+ HER2-)、 luminal B(HR+ HER2-)、

HER2+ER-、 Basal type(ER- PR- HER2-)といった分類やOncotypeDxが

いくつかのセッションで取り上げられはしましたが、採用されるには至らず。

臨床試験のデータが出るまでは、お預けになる模様です。

・ホルモン療法

閉経後にはアロマターゼ阻害薬が中心となるも、再発リスクや併存疾患に

よっては、タモキシフェン単剤もオプションとして完全に残りました。

実際に、タモキシフェンから使用すると答えたパネルが多数を占めました。

TAM is still aliveですね。

・化学療法
 
タキサンのポジショニングが難しい結果となりました。サンアントニオで

Canadian CEF>AC-PTXの結果発表があったことが影響しているようです。

どのレジメをどういったセッティングで使用するかについては、

まとまった意見がありませんでした。CMFについてもセッティングによっては

30%が使用するという意見あり。ヨーロッパではCMF強しといった

印象でした。

◎ハーセプチンについては、前述の通りです。

・術前化学療法

術前化学療法のメリットは温存率が増えることだけであるという

冷静な意見が目立ちました。予後因子としてpCRが得られるかどうかを調べる

ことを目的とした術前化学療法には否定的でした。

化学療法だけでなく、場合によってはホルモン治療も選択肢の一つに

挙げられていました。

・放射線治療

温存術後のPartial breast irradiationは、未だ臨床試験の対象。

乳房切除後のPMRTは、n>=4以上の症例には当然と言った印象。

n<=3の場合は、臨床試験を進めましょうということでしょうか。

乳房切除後にRTを行うと、再建手術がしにくくなるのが、困りものです。

f0123083_2385989.jpg

コンセンサス会議の時の写真を九州大学の久保先生に頂きました
ので掲載します。有難うございました。
by aiharatomohiko | 2007-04-08 23:44 | 医療
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