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by aiharatomohiko
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米国で乳がん手術時に反対側の乳房切除が増えている件


 アメリカでの話です。乳がん患者さんが乳房切除時をする際に、家族歴のないような発症リスクの低い方でも反対側の予防的乳房切除を行う例が増えています。2008年には乳房切除術の20%!にも上るという事です。徐々に増えているという事は聞いていましたが、以前からなぜ?と大変疑問に思っていましたし、これ程に上るとは思っていませんでした。

 これに関して、米国臨床腫瘍学会(ASCO)からやりすぎじゃないのかという注意喚起をする記事が最近配信されました。この記事を読んでも、やはりなぜ?というのはわかりませんが、ASCOが警告を出すほどに深刻な状況であることは理解できます。

 アメリカの病院や外科医が利益を上げるために患者さんに手術を勧めているなどとは思いたくもないですが、実際に手術件数が激増しているだけにその懸念は拭い去れないし、結果はそうなっているといわれても仕方がないように思えます。患者さんの希望が強いからという見方があるのかもしれませんが、プロフェッショナルならばそんなことを言い訳にして患者さんにとって意義の低い手術を行うことは、有りえないと考えます。

 患者さんにとって侵襲の少ないセンチネルリンパ節生検などを推進する一方で、意義がほとんどないと思われる侵襲の大きい予防的乳房切除(と再建術)を勧めるようなことは外科医として正直いって理解できません。

 ちなみに日本ではほとんどこのようなことは行われていないはずです。この件は、アメリカの病院や乳腺外科医の程度を表しているのか、一体真実はどこにあるのでしょうか。
by aiharatomohiko | 2013-08-04 22:12 | 医療
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