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by aiharatomohiko
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Pertuzumabはいい薬。CLEOPATRA OSデータから

えー、これだけ間が空くとまたお会いした際に何してたんだといわれるのは

間違いないのですが、何をしていたのかというと、えー、乳癌学会の

ガイドラインの仕事が忙しかったということで、ご理解よろしくお願いします。

今はまた患者さん向けのガイドラインの仕事が始まりましたのと、山口での

講演準備・浜松での乳癌学会がらみ・臨床腫瘍学会でのお仕事などで今後も

滞ると懸念されます(汗)。


さて、HER2陽性転移乳がんの一次治療として、ドセタキセル+トラスツズマブ

±ペルツズマブを検討したRCT(n=800)の全生存期間(OS)の結果が

発表されました。

Lancet Oncol(http://dx.doi.org/10.1016/S1470-2045(13)70130-X)。


f0123083_0213629.jpg




イベント数267、追跡期間の中央値約30か月で、プラセボ群のOS中央値

37.6か月、ペルツズマブ群のOS中央値(未達)、ハザード比

(0.66, 95% CI 0.52−0.84; p=0.0008)と、ペルツズマブの圧勝ながら、

もっと長く追いかけたデータを見てみたい感じです。


しかしながら、ペルツズマブで副作用が増えるわけではないことを考えると、

ペルツズマブが上市されたら基本的に使用する方向になりそうです。


f0123083_0213721.jpg




ただ、フォレストプロットでは、臓器転移がない場合にはペルツズマブの

明らかなメリットが認められていないので、リンパ節転移や骨転移だけの場合

には、積極的に使用しないだろうと考えています。


本文中でもこの点にはホンの一行ですがきっちりと触れられていて、研究者の

良心を感じさせます

(引用:The analysis of overall survival in predefined subgroups

accorded with the analysis in the whole intention-to-treat 

population, indicating a consistent eff ect on survival with 

pertuzumab, trastuzumab, and docetaxel compared with placebo,

trastuzumab, and docetaxel for all patients except those with non-visceral

disease)。


通常フォレストプロットは参考程度にしか見ないのですが、このデータは

日常臨床で使用する際に注目してよいと考えます。

治療効果が大きく副作用が少ない薬剤は、試験結果の解釈や使用方針が

ややこしくなくてよいですね。
by aiharatomohiko | 2013-05-05 13:41 | 論文
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