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サンアントニオ2009 デノスマブは骨関連事象を減少する


骨転移に対して、デノスマブとゾレドロン酸を比較した試験の結果が

発表されました(ダブルブラインド・ダブルダミー)。

1群1,000例の十分な検出力を持った試験です。

初回骨関連事象までの期間は18%のリスク低減が見られ、特に

投与期間が一年を過ぎた頃からイベント発生率がデノスマブ群でぐっと

減るような印象です。

複数回のイベントをカウントした場合には23%のリスク低減となります。

ともに統計学的有意差を持ってデノスマブが勝っていました。

無病生存期間や全生存期間は両群で変わりませんでした。


この試験から、極めて大きな差というほどではないかもしれませんが、

デノスマブの優位性が明らかになったと思います。

後は重篤な副作用(顎骨壊死の頻度など)の発現で、どちらの薬剤を

選択すべきかが決まります。

ほとんどの副作用でデノスマブが有利なようでしたが、問題の顎骨壊死が

2.0%とゾレドロン酸の1.4%よりも多かったのが気にはなります。


効果だけから言えばデノスマブを使用すべきなのでしょう。

ただ、その差が著しく大きいとまではいえず、絶対的な頻度が低いとは

いえデノスマブに顎骨壊死が多いかも知れない可能性を考えると、

現時点で結論付けるのは少し難しい気がします。

もう少し長い期間効果と副作用をモニターする必要があるかもしれません。

値段もゾレドロン酸よりも相当高いらしいので、費用対効果を考える必要

もあるでしょう。
by aiharatomohiko | 2010-03-31 20:45 | 学会
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