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by aiharatomohiko
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サンアントニオ2009 ビスフォスフォネートと乳がん発症リスク


骨粗鬆症の治療薬であるビスフォスフォネートを服用している人と

していない人で、乳がんの発症率が異なるかどうかを調べた研究の

発表が二つありました。


WHI(women health initiative)を対象とした研究では、ビスフォス

フォネ-トを服用している人では浸潤がんが三割ほど減りましたが

(1000人年あたり4.38人 vs 3.29人)、非浸潤がんは逆に増えて

いました(1000人年あたり 0.98人 vs 1.53人)。

ここのところが結果の解釈をややこしくしています。

なんらかのバイアスによるものが懸念されるのではないでしょうか。

非浸潤がんと浸潤がんを合計すると、1000人年あたりビスフォスフォ

ネートの服用あり4.82人 vs 服用なし5.36人となりほとんど変わらなく

なります。

この結果だけでは、ビスフォスフォネートの服用により乳がん発症が減る

とは言えないのではないでしょうか。


その一方、イスラエルからは一年以上ビスフォスフォネートを服用した

場合に三割ほど乳がん発症が減るという結果が発表されていました。


これらの結果を総合しても、ビスフォスフォネートを服用することが乳がん

発症予防につながるかどうか、結論付けることはできません。


ラロキシフェンで行われた様に、骨粗鬆症を対象として介入したランダム化

比較試験の参加者のデータを解析することによって、より明らかな結果が

分かるのではないかと思います。
by aiharatomohiko | 2010-03-29 22:24 | 学会
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