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by aiharatomohiko
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ゼローダ vs AC/CMF:その2


2.4年の期間の観察において、再発と死亡ともにゼローダが標準化学療法

の約二倍に上っており、ホルモン受容体陰性と腫瘍径が大きな場合には

さらに悪くなることが示され、試験は600例あまり登録された時点で中止

されました。

ハザード比が2倍と言うことは、ゼローダは無治療よりも悪いのではないか

というくらいの勢いです。なぜ、こんなに悪いのでしょうか?


6サイクルつまり18週間という期間が短いのではないかという説。

大腸がんでは8サイクルで十分な効果がありますので、乳がんでももし

効果があるとすると8サイクルを6サイクルにしただけで効果が全く台無し

になるようなことは考えにくいのではないでしょうか。

もちろん、CMFとUFTの2年の効果がほぼ同等であったN-SAS BC01試験

の結果を考えると、治療期間を伸ばす事により効果が改善される可能性が

皆無ではないですが、ER陰性症例のカプランマイヤー曲線を見ると、

試験開始早期からゼローダ群でガンガン再発していることが分かるので、

治療期間を長くしても標準化学療法と同じ効果が出るかどうか疑問に

思います。大腸がんとの比較で考えると、途中で用量を下げることが

しかたが無いにしても、まず2500mgから開始することが重要なのかも

しれません。もしくは、乳がんではFUの役割が大腸がんのように重要では

ないのかもしれません。

ただ、N-SASBC01の結果を考えるとそうは言えなさそうですし、進行

再発症例のデータではそれなりの有用性が示されていますし。。。


ゼローダの術後療法での有用性を結論づけるのには、AC-T vs AC-XT

の試験結果が出るまでは確定的な事はいえませんが、少なくともこの

スケジュールでゼローダを使うのはできません。

70才以上の方が6割ほど含まれているにもかかわらず、AC/CMFが

良好な忍容性と有用な効果を示したことが推測されたのは良かったの

ですが、ゼローダの効果がありえないくらいに悪い説明するよい理由は

思い浮かびません。消化不良でした。
by aiharatomohiko | 2009-05-23 00:13 | 論文
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